ハラール食品って何?健康にいいの?

ハラール食品やハラール認証(ハラル認証)されたという食品をご存知でしょうか? イスラム教徒(ムスリム)が食べている食べ物をハラール食品と呼びます。イスラム教は世界の三大宗教(キリスト教・仏教・イスラム教)の1つです。
このハラール食品とは何か、概要とイスラム教徒ではない我々日本人が食べることのメリットについて紹介をしていきます。

 

ハラール(ハラル)とハラムの概要

ハラール、もしくはハラル(halal)食品を説明する前に、まずは、ハラールとハラムの概要についてしりましょう。

ハラール(ハラル)はイスラム法において合法、イスラム教で許されているものを意味する言葉です。
一方、ハラムは非合法なものを意味します。最近では、非ハラーム(not halal)と称することもあります。

つまり、ハラール以外がハラムというわけですね。簡単な話です。

ハラールかハラムであるかを決めることができるのはアッラーのみであり、ハラールとは清浄で安全であること、普通に考えて良いものはハラール、それ以外はハラムになります。

また、賭博や、高利貸し、利子、婚前交渉、同性愛、姦通、女装、男装、そしてシルクや金を男性が身につけることはすべてハラム=NG行為になります。

もちろん、ハラムなものをハラールと偽装することは、当然、ハラムです。

 

ハラールなものと、ハラムのもの

ハラール=合法的なものですが、ハラールがいったい何かを暗記しようとしても、実のところあまり意味がありません。ハラールとはハラム以外のものですから、ハラムが何かを理解し、ハラム以外のものがハラールであると考えたほうがわかりやすくていいでしょう。

では、ハラムですが、

  • アルコール

この2つは全面的に禁止されています。

ほかにも、ハラールに則って屠殺しなかった動物の肉、また畜・加工処理の過程でハラムがあれば、ハラールではなくなります。例えばですが、イスラム教の法に則って殺していない動物の肉は食べてはいけない、血を完全に抜いてから解体しないといけない、などです。

犬も豚と同じく不浄な存在とされていますが、韓国のように犬を食べる文化がない日本には関係ありません。

 

豚ですが、その派生物を含めてすべて禁止されています。
豚といえば、例えばトンカツですが、もちろんトンカツはNGです。さらに面白いのが、トンカツを作った、つまり豚に触れた鍋で食事を作った場合、豚に接触したと判断されますので、NGです。とにかく豚と接触した可能性があるものはハラムになります。

豚の肉を運んだトラックや、豚の肉を保管した冷凍庫も使うことはできません。豚の肉を混ぜたエサを食べた動物の肉もNGです。

また、豚から抽出されたエキスが含まれている調味料や出汁の入ったスープなども当然NGです。豚由来のたんぱく質、酵素を使用した医薬品や化粧品も当然NGになります。

2000年(平成12年)味の素がインドネシアで、発酵菌の栄養源を作る過程で豚の酵素を使用し、ハラール違反として日本人役員ら6人が逮捕された事件がありました。

豚はイスラム教の中では不浄な存在になりますので、一切体内に入れてはいけません。日本人の感覚からいえば意味がわかりませんが、うんこを食べろというくらい、イスラム教徒の方には酷な話です。うんこは食べられませんよね。せっかくの旅行先で、うんこ出されてもドン引きです。

郷に入っては郷に従えということばもありますが、うんこ出された場合、私は遠慮しますよ。

日本のレストランの中でもハラール食品を提供している場所があり、例えば、拓殖大学なども最近、ハラール食品の学食の提供を始めたようです。

 

酒はイスラム教の教えでは、酒を飲み酔ってしまうので、ハラムとされています。

そのため、お酒は避ける傾向があります。また、工業洗浄用のアルコールや、普通の消毒用のアルコールも避ける人も少なからずいます。

発酵の過程で自然にアルコールが醸造されてしまう食品、醤油や味噌などに関しては一定の濃度を規制すべきとする人もいますが、問題ないのでは、とする人もいます。

ハラールとハラムの面倒なところは、明確な国際基準がない点にあります。国際基準を作る動きはありますが、まだまだ時間がかかりそうです。

日本にもハラールの認証機関は15種類以上ありますので、日本国内でも統一した規格を作るのも難しいかもしれません。

ただ、お酒やアルコールの入ったものはイスラム教徒に勧めないのがいいでしょう。

 

ハラール食品は健康にいい

 

ハラール認証されますと、ハラルマークが付けられます。ハラール認証についてですが、イスラム法学者と食品技術士が現地調査を毎年おこないますので、その分の費用が掛かります。誰でも気軽に取得できるものではありません。

ハラール食品ですが、原則として清潔で安全に管理された高品質で、栄養価が高く、健康的な食べ物ばかりです。

食肉に関しては、前述したように血抜きを徹底的におこないますので、バクテリアや有害な細菌の繁殖を防ぎ、鮮度も保たれます。家畜に与えるエサにも注意を払いますので、中国では「安全肉」とされています。

野菜など毒性のないもの、取り除いたものは原則、ハラール食品になります。また、魚に関しては、一切の制限がありませんので、日本ではクジラの肉をイスラム圏に勧めるために捕鯨船を正規の手続きでハラールにしたという話もあります。

案外、ハラール食品は日本人と相性がいいのかもしれません。

 

まとめ

近年、Made in Japanのハラール認証をされた化粧品なんかも発売され、イスラム圏の女性が日本に殺到しているように、いやがおうでも、イスラム教との共存を図らなければならない時代になりました。

イスラム教徒は好き嫌いで豚を食べないのではなく、そのように義務付けられているので食すことができません。安心して食すことのできる食品はハラールといい、ハラール認証を受け、ハラルマークが貼られます。

ハラール食品は安全で高品質、そして栄養価も高く、豚肉を食べなくてもいいやと考える方にとっては、ハラール食品は安全性が担保された食品になります。

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